クラビットとフロモックス・クラミジア感染とエイズ感染

セフェム系の抗生物質として知られるフロモックスはグラム陽性菌だけでなく、大腸菌やインフルエンザ菌といったグラム陰性菌に対して有効であり、他の新しい抗生物質に比べても有効性が高いことが多いため重宝されています。クラビットはニューキノロン系抗生物質としてさらに広い抗菌スペクトルを持ち、クラミジアやマイコプラズマなどにも有効であることから、様々な感染症の治療に用いられてきました。この他にもマクロライド系やテトラサイクリン系などの新しい抗生物質があり、その広い抗菌スペクトルが魅力となっています。頻用されてきた結果としてこういった抗生物質に対して耐性菌が増えてきているというのも実情です。フロモックスは耐性肺炎球菌や耐性インフルエンザ菌などにも有効であることが多いため、セフェム系でありながらも耐性菌感染症治療によく用いられています。また、比較的新しい抗生物質であるクラビットも耐性菌の出現が問題になっている感染症のうち特にクラミジア感染やマイコプラズマ感染の治療で効果を発揮してきています。性器クラミジア感染は性感染症の中でも最も患者数が多いとされているものであり、エイズ感染についての理解が広まってからは有名な性感染症としても知られるようになりました。その治療においてはフロモックスは有効ではなく、クラビットが選択されることが一般的になっています。性感染症は複合感染を起こしやすいことから、エイズ感染も疑うというのが基本的な考え方の一つです。エイズ感染を恐れる人が多いからであり、クラミジア感染が確認されてしまった場合にはエイズ感染の初期症状に注意を払ったり、適切な時期に抗体検査を行う人が多くなってきています。