保健所でエイズと断定された時にクラビットは使われる?

エイズは性感染症の中でも特に注意を要する感染症とされており、各地の保健所などでも検査が行われています。
通常の性感染症に関しては病院でお金を払って検査を受けることがほとんどですが、エイズに関しては違います。
エイズはいまだ治療法の確立されていない性感染症ですから、経済格差によって診察が受けられないことで感染が広がることを国が防がなくてはなりません。
誰かがエイズに感染して気づかないまま性行為を行えば、すぐさま各地に治せない病気を持った患者が増えて行ってしまうからです。
そのため保健所では匿名かつ無料で、エイズの検査を請け負っているということになっているのです。
さて、保健所でそうした性病があるとして断定された場合には病院で薬が処方されることになるわけですが、こうした感染症に対して広く使用されるのがクラビットという抗生物質です。
クラビットは細菌によって発生する感染症に対して高い効果を示すうえに副作用も少ないことで広く利用されているのですが、しかしながらエイズに対してクラビットが処方されるのかと言われると、それはまず無いでしょう。
もちろんエイズによって抵抗力が低下して細菌感染症が引き起こされたというのであればクラビットが処方される可能性はありますが、この病気自体を治すためにクラビットが用いられることはありません。
クラビットはあくまでも細菌に対して高い効果を示すものであるのに対して、エイズはヒト免疫不全ウイルスというウイルスによって引き起こされてしまうものだからです。
そのため現在では逆転写酵素阻害剤やプロテアーゼ阻害剤といった薬による対処がメインとなっています。
これらの薬でも完治をさせることは残念ながら出来ませんが、悪化を防ぐことは可能となっていますから、万が一保健所などでこの病気だと診断された場合にはこれらの薬を利用していくようにしましょう。